Attisan’s blog

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古民家の魅力について

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古民家とは


特に定義はないが、日本の住宅の形態のひとつです。

何年につくられ、どのくらい経っているかの定義はなく、

一般的には、戦前以前で特に大正時代以前のものを言い、

建築方式として釘を使わない伝統的日本建築で建てら

れたものを「古民家」と言っています。


最近では、この伝統的軸組工法の耐久性や合理性が見直され、

古い古民家を再生してカフェや宿泊施設に利用されたり

 

古民家の魅力について


はじめに

僕が、古民家に興味をもったのは、今から、5年前の2015年でした。

それまでにも、何度かは訪れたりしていたんですが、古民家に

ついての知識が全くなく、何となく、「昔の古い家なんだ」

くらいに思っていました。古い建物ならば、神社や仏閣、

武家屋敷など、見た目が立派なものをイメージしていましたし

それらを見ることは好きでした。


しかし、運動習慣が付き「ロードバイク」で出かけることが

多くなった2015年の5月、たまたま、「古民家」のある博物館へ

行ったとき、そこでボランティアをされていた方から、

古民家」についての熱いお話を聞いて興味を持つようになり

その日以来、その博物館の年間パスポートを購入し通うまでに

なりました。


通うたびにボランティアの方々が暖かく迎えてくれて、

古民家」について毎回、違った角度でいろいろなことを

教えてもらっているうちに、詳しくなり、誘われたことも

あり、月に2回「ボランティアにガイド」として参加するよう

になりました。


現在はコロナ禍で、ボランティアの活動は休止していますが、

解除になったらまた、参加していきたいです。

今回は、自分が興味を持った「古民家」について少しだけ

ご紹介します。

 

古民家の魅力とは

古民家の魅力のひとつに、日本の伝統的な美しさ、地域ごとの

建て方に知恵や工夫が施されていて、唯一無二のものであること。

耐震性、耐久性に優れていて、建てられてから、100年から200年

経っていても劣化することがないことなどがあります。


どうして、耐久性に優れているかというと、良質な木材を使用

しているところにあります。ケヤキ、サクラ、ヒノキ、クリ、

マツ、スギなど多様な木材を適材適所に使っているからです。


現在では、当たり前に使われているコンクリートや金属は、年数

とともに劣化しますが(もって40~50年と言われています。)

、木材は時間とともに強度をましていきます。


また、釘を使わない「木組み工法」は、耐震性にすぐれているので、

過去に何度もあった、大きな地震にも耐えることができました。


また、建てる際には、石場立てと言われる工法で、神社や仏閣に

もつかわれいる工法で、石の上に柱がのっているだけの構造で、

柱の下に「礎石」と呼ばれる石を置き、形の違う石ひとつひとつに

合わせ柱を削りぴったりと合うように作られています。


石を使わず直接、土に穴を掘って建てたものを、「掘立柱建物

といいます。いわゆる「掘っ建て小屋」と言われるものです。

このような建物は、土に含まれる湿り気が木に入り、腐食させてしま

うので、残っているものが少ないです。(縄文時代から18世紀ころ

までは主流の工法)

 

茅葺屋根について

古民家のひとつの特徴として「茅葺屋根」があります。茅葺屋根の

材料は、ススキやアシ、などでその総称を 茅と呼びます。ですから

「茅」という植物は実際にはありません。ススキやアシなどは、1本、

1本が空洞のストロー状になっていて、これを束ねて葺くことで、

断熱性」、「耐水性」がうまれ、また軽いので屋根の素材に

あっています。


ただし、そこには虫などが住みつき、住みついた虫を食べるため、

鳥が屋根をつつき、ダメにしてしまわないように、常に囲炉裏で

火をおこし燻蒸(煙を上げる)することで、虫を寄せつけないよう

にしています。


また燻蒸であがった煙は、現代で言うところのカーボンであり、

これが、柱や、屋根に付着してコーティングされ強度を増すのに

役立っています。

 

まとめ

少しではありましたが、いかがでしたか?古民家にはまだまだ、
 
たくさんの魅力があります。これからも少しずつですが、

ご紹介できたらと思います。


最後までご覧いただきありがとうございました。