【昭和時代】三種の神器・新三種の神器
【昭和時代】三種の神器・新三種の神器
はじめに
令和3年現在、家庭用家電は低価格で、品質に優れ、日々の生活を豊か
にしてくれます。僕が育った、昭和40年代ころは、高度成長期で、
家電も、大きく変化していく時代でした。
1950年後半の昭和時代には、「家電における三種の神器」と呼ばれた
家庭用家電は、それまでの時代の生活を一変させるほどのもので
「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」がそのように呼ばれていました。
テレビがでる前の娯楽のメインは「ラジオ」や「レコード」であり、
洗濯は、たらいに洗濯板、洗濯石鹸で手洗いしたあと、絞り、干して
いました。冷蔵庫は、氷と食材を入れるようなもので夏の日は氷を、
何回もいれるようでした。「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」が
登場したことで、いかに生活が変わったのかは、想像がつくと思います。
それから10年くらいあとの、高度成長期1960年ころには、
「新三種の神器=3C」が登場、「カラーテレビ:colorTV」
「クーラー:cooler」「自動車:car」でした。これらのものは、ないと
困るというものではなかったのですが、生活が少しづつ裕福になって
きた象徴になりました。
新三種の神器① 「自動車」
僕の家に、一番早く登場したのは、自動車で、幼稚園のころでした。週末に
なると家族で車に乗って出かけるようになりましたが、当時の車は、走る
ことがメインであったので、エアコンなどついてなく、夏の暑い時は、
窓を開けて走るようでした。車も今ほどは、走っていなかったし、道路も
それほど整備されていなかったように記憶しています。(未舗装の道路が
多く砂埃がたつので水などを撒いていました。)
新三種の神器② 「カラーテレビ」
2番目に僕の家にきたのは、テレビで、それまでは、映りの悪い白黒の
テレビを叩いたりして調整し使っていましたが、(ブラウン管という今でいう
液晶みたいなものが温まらないと映らなかったので見るまでに時間がかかった)
カラーテレビが来た時の感動は、今でも鮮明です。自分が小学生の低学年の
ときです。それ以来、テレビをみることが家族の日課になっていき眠る時間も、
夜へとシフトしていきました。
新三種の神器③ 「クーラー」
一番最後は、クーラーです。今では、エアコンと呼ばれ、除湿、暖房、冷房、
換気など自由にできますが、初期のクーラーは名前の通り、冷房、暖房のみ
の機能でしたが、価格は、今のエアコンと同等の約20万円くらいでした。
この当時の20万円は、その当時の大卒初任給が4万円くらいであったことから
高価であったことがわかります。
その他の家電
それからは、家電も、どんどんと進化し続けていきます。例えば、初期の
カラーテレビには、リモコンがなく、テレビについていたつまみをぐるぐる
回してチャンネルを変えていました。そのことから、今も、昭和生まれの人
はチャンネルを変えるではなくチャンネルを回してと言うのです。
音楽は、当時、レコードという黒い円盤のものを専用に台にのせて、針の
ついたアームを落として、音を楽しんでいました。その後、カセットテープ
が登場し、録音機能がつきました。録音する際は、周りは静かにして、生の
音をそのまま録音していたので、生活音が入ることも多々ありました。
僕が中学生のころには、ポータブルカセットプレーヤーが登場し、音楽を
持ち運べる時代になりました。僕も音楽が好きで、どうしてもカセット
プレーヤーが欲しくてバイトをして購入し、使った時の感動は、今も
忘れません。
まとめ
令和になり、家電もAI搭載のものが増え、家電に語りかけれるところに
まで進化しました。今では、家電は、当たり前のようにあり、感謝することも
少なくなりましたが、もう一度、今使っている家電を見直して、なくなった
時のことを想像し、感謝するときなのかも知れません。
最後までご覧いただきありがとうございました。